三嶺~剣山を丸笹山から振り返って・・・・(レモン)
2015年 10月 15日
10月11日 丸笹山
前日の三嶺〜剣山縦走で半瀕死状態の私は、縦走後の宿「ラフォーレ剣山」の休憩所にある本でも読んで、メンバーが戻るのを待ってよう! と決めていたはず、、、
そんな私にラフォーレ剣山のご主人の、『40分ほどで登れますよ。縦走の後だからこそ登って下さい』の厳しくも山男らしいお言葉。
メンバーからも、次々と誘惑の声をかけられ、負けて登る事に。
丸笹山は徳島県三好市、美馬市、美馬郡つるぎ町の境界に位置する1711.9mの山です。
登山口はラフォーレ剣山の駐車場内にあり、直ぐ横には夫婦池という池があります。
1700m台の山ながら遊歩道のようななだらか〜な歩きやすい山道が続きます。
朝の澄んだ空気を吸いながら、秋風を感じ、ブナやミズナ、ダケモミの林をゆっくりと登ります。
10分も歩くと昨日の縦走でカチカチになった足が、少しずつ解れてくるのを感じます。
筋肉痛は歩いて治すのが一番なんですね。
頂上に近づくと三嶺や白髪山が後方に観え隠れしてきました。
お〜! 歓声を挙げすにはおれません!
頂上では昨日縦走した山達が目の前にパノラマ状態です。
メンバー共々、只々感慨深く、じっくり静かに見入ります。
右手の三嶺から剣山迄を眺めながら、昨日の縦走を振り返りました。
小屋付近ではガレ場の滑りやすい足場に気をつけながら、切り立った山々の絶景に感動した。
初めての小屋泊まり、午後6時にシェラフに入り、翌朝5時起きなんて!
主婦には最高に贅沢な時間だったな。
翌朝の三嶺下り、風が強くて、飛ばされそうになりながら、ごわごわ降りたっけ!
白髪山から高ノ瀬あたりの尾根歩き気持ち良い最高の時間。
360度空の彼方まで幾重に山がみえる。
深い山。
その中心に立っている感覚に感動〜。
14km過ぎあたり、楽にみえた次郎笈の登りでは気持ちはあるのに、身体がついていかなくて、メンバーの励ましに助けられました.
頂上に着くなり、ザックを背に寝転がりグロッキー状態。
あ〜、こんな状態なのに鮮やかなオレンジ色の紅葉が美しすぎる〜
それでも剣山迄は絶対に行きたい!
頑張れ私!
最後の行動食を口に詰め込み、たかさんに1リットルの水を持ってもらい、最後の力を振り絞って剣山へ。
剣山の頂上に着き、指標を触った途端に溢れる涙、涙、、
メンバーとハイタッチ。
途中、心身ともに折れそうな私を支え続けてくれたメンバーに感謝感謝でした。
そんな事を思い出しながら、昨日縦走した山々を丸笹山から眺めました。
こんな風に前日の縦走を振り返れる山もないですね。
皆さんにお勧めしたいです。
その後京都から来たご夫婦と話をし、たかさんが焼いたかんころ餅を一緒に食べ、写真をとり、下山しました。
最後に。
ミミママ。ママの背中をずっと見て歩き続けてきた。この背中にどんなに励まされた事だろう。
ジムニーリーダー。
時々、疲れも吹き飛ぶ冗談で笑わせてくれましたね。
後ろから静かに見守ってくれました。
たかさん
ガンバ!もう一息!の声かけで頑張れました。 ありがとう
写真撮影、長距離の運転、お疲れ様でした。
乱筆乱文、感傷的な文章、最後迄お読みいただきありがとうございました。
人生の1ページとして、残しておきたい!
認知症になっても(笑)
文章に残す事で、キラキラした自分がいた事、、
思い出せたらいいな〜
そんな思いでつづりました。
by yamabito80110
| 2015-10-15 19:37
| 縦走